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民泊トラブル#34【実録】ゴミ箱からゴミが溢れすぎて路上に散乱。

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本日のトラブル物件情報

管理人:無
オートロック:有
最寄駅:徒歩10分
民泊運用歴:2ヶ月
トラブル発見時:一般入居者からのクレーム電話

 

ストーリー

こちらのホストさんは、超お金持ち。
複数の不動産を所有している方です。

このホストさんは、1フロアに5室もある4階建ての新築物件を建てました。
そして、1階と2階を民泊運営して、3、4階を一般賃貸で貸し出すというスタイルを建設中の時点で決定していたようです。

そして、建設が無事終了して、予定どおり民泊運用が始まりました。
立地も街中で良いですし、最新設備を取り入れたこの物件は一般の方にも好評ですぐに3、4階の入居者も決まったようです。

新築にもかかわらず、すぐに空室は数えるだけになり、すべては順調に思われました。

しかし、民泊運用の開始を始めて間もなく、一般入居者から管理会社に同じ件でよく電話が来るようになりました。
その理由は屋外に設置している「ゴミ捨て場」についてでした。

もちろん、3、4階の方々には、下の2フロアは民泊をやるため、不特定の外国人が出入りします、だなんて契約時にアナウンスはしていません。

屋外には、2台のゴミ捨てボックスを用意して、3、4階に住む日本人には、左のボックスへ、民泊ゲストには右のボックスにゴミを捨てるよう伝えていました。

しかし、多くの民泊ゲストは日本の徹底したゴミの分別・右と左のボックスの使い分けを全て理解するのは難しかったようで、徐々に右と左両方のボックスにゲストたちはゴミを捨てるようになりました。

そして、2台のボックスだけでは足りなくなり、道端にもゴミが散乱するようになってしまったのです。

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このゴミが散乱した通りは、国道に面しているため非常に多くの人や車が行き交うため、多くの方がこの光景を目にする上、エントランスがこのゴミ箱の前にあるため、このアパートに住んでいる方も、このゴミ達を避けて歩かなければいけません。

3、4階の入居者は、せっかく新築の綺麗な物件に住めると思っていましたが、1,2階には外国人が日々出入りしている上に、エントランスの目の前にゴミも散乱している状態であれば、誰もが怒るのは納得です。

現在は、入居者へ今まで以上に強くルールを守るよう伝えているということです。
しかし、ただ伝えるだけでは限度があると思います。

もう一手間なにか工夫を加える必要があるようです。

 

トラブル君の対策案

今回のトラブルは、民泊に対しての一般市民からの不安・反対の声を象徴しているトラブルと言えるのではないでしょうか。

このような事が起こるため、民泊反対の方々がいるのですね。

民泊反対の方々はただ単に、外国人が怖い・違う文化の人に近づきたくないというよりも、自分たちの生活に害を加えられる可能性を増やしたくないという思いが強いのかもしれません。

話は本題へ戻り、一般の私たちが日本で送る生活で出るゴミの量と、旅行者のゴミの量は倍以上違います。
旅行者は多くの買い物もしますし、帰国時には要らない物を物件に捨てていきます。

さらには、地域によっては、燃えるゴミは週2回、燃えないゴミは週1回で、しかも毎週何曜日という指定があります。

この日本の厳格なゴミ捨てルールと、分別すらしたことのない国の方々がうまくマッチングするのは至難の技です。

トラブル君の予想としては、各1台づつを一般入居者用と民泊用でわけているようですが、2台とも民泊用にしても量的には丁度良いぐらいだと思います。

あと1~2台ゴミ捨てボックスを追加するべきでしょう。

そして、今時のゴミ捨てボックスは、鍵をつけられるようになっていますので、入居者と民泊用違う解除番号を設定した南京錠をつけて、民泊旅行者が一般者用のゴミボックスに捨てられないようにする等具体的な対策も必要です。

 

トラブル君の民泊の教訓

民泊旅行者と一般入居者の共存。
ここを気持ち良く、クリーンなイメージに確立することこそが、民泊反対者への考えを覆す第一歩のような気もします。

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