民泊トラブル#54【破損】トイレの固定部品が壊れて開け閉じ不可に。
本日のトラブル物件情報
トラブル発見時:ゲストチェックアウト後の清掃時
部屋タイプ:まるまる貸切
物件タイプ:アパート
間取り:1LDK
定員:4人
観光・民泊としての立地:☆☆☆
オートロック:有
管理人:無
民泊運用歴:2ヶ月
ストーリー
今回の物件は4階建ての築5年以内の新しいアパート物件です。
物件デザインや設備は全て最新の新しい物ばかりです。
しかし民泊物件に物の破損や故障は付き物。
こちらの物件も例外ではありませんでした。
ゲストさんがチェックアウト後ホストさんは清掃へ向かいました。
リビングや寝室を綺麗にし、トイレの清掃をしようとトイレの扉を開けた時のことです。
そこには便座のフタが外れ、便座本体と蓋を固定するパーツも外れている光景があったとのことです。
誰もがトイレの清掃は短時間ですぐに終わらせたいものです。
しかし今回はこの外れたパーツを再度取り付けなくてはなりません。
ホストさんはTHE民泊トラブルと言える理解不能なトラブルに民泊運用開始からわずか2ヶ月あまりで巡り合ってしまいました。
もちろん私もですが、この記事を読んでくださっている多くの方々も、外れたトイレ便座の蓋を付け直した事のある方はごく少数だと思います。
もちろんホストさんも人生初の経験です。
取り付けに挑戦してから15分ほど経過しても全く取り付けることはできず、むしろこれらのパーツをどのようにはめれば良いかも全くわからなかったとおっしゃっていました。
しかも、蓋だけであれば最悪使用には問題ありませんが、蓋には便座もくっついているため、必ず設置をしなければいけません。
そして次のゲストが来るのは同じ日の午後3時です。
わずか数時間後にはゲストが来てしまいます。
とりあえずホストさんはトイレ以外の清掃を完璧に終えて、トイレの便座問題だけを残してホームセンターへ向かわれました。
しかしタイミングが非常に悪く、ホームセンターで便座を選んでいる時にゲストから電話がかかってきたとのことでした。
内容は「もう物件についてしまったから入室しても良い?」という電話だったようです。
午後3時にチェックインする約束が2時に到着してしまったようです。
予定のチェックイン時刻よりも早く着いてしまうのはAirbnbではよくあることです。
その逆の予定時刻よりも数時間たっても来ないパターンもあります。
結果入室しても良いとは伝えましたが、便座だけがない旨を伝え、ホストさん自身で便座を取り付けるのは諦め、ホームセンターの人に取り付け出張をしてもらい今回の件は無事に幕を閉じたとのことでした。
ちなみに後でわかったことですが、はじめホストさんが自分で直そうとしていた便座のパーツは折れていたうえに、もしもただ外れていただけであっても工具が必要だったそうです…。
かなりバタバタしたトラブルでしたね。。
ゲストにはチェックイン時刻を聞いておこう
Airbnb・民泊ゲストさんには、予めチェックインの予定時刻を聞いておきましょう。
ホストさんによってはチェックインの予定時刻ではなく、飛行機の到着時間を聞いているという方もいらっしゃいます。
空港から直接アパートへ向かうことを想定していても、実際現地に来ると色々アパートに来る途中にたくさん興味のあるものがあって結局予定よりも大幅に遅れてアパートに到着するというゲストさんも少なくはないからです。
航空会社と便名、着陸する予定時刻を聞いておけば、どんなに早く空港から直行できたとしても何時以降に来るだろうという予測が立てられ、それに合わせてお部屋の準備をすることができます。
そしてチェックアウト前日には何時にチャックアウトする予定?と一言メールしておくと、翌日同日でゲストさんが入れ替わる忙しい日でも、予定を組み立てやすくなります。
民泊でこそ使いたい便座を選んでみました。
東芝 温水洗浄便座 SCS-T160
日本のトイレを味わってもらうならば、ウォシュレットで決まりです。
しかし英語表記の操作パネルの商品はまず無いので、使用ガイドを作成し壁に貼っておきましょう。
温水機能や、便座を暖かくする機能は意外にも電力を消費するのでブレイカーが落ちることに注意してください。
木製便座 BAMBOO(竹製)
こちらは竹で出来ている便座。
ウォシュレット付きの便座はちょっと高いけど、白の普通の便座はつまらないという方におすすめ。
HULISEN 便座ライト
こちらは便座ではありませんが、便座を8色でライティングできるLED照明です。
あえてトイレを間接照明だけで照らし、ムーディな空間に演出することもできます。
なかなか普段の生活には、ある程度の機能性が無いと困りますが、民泊のように多少機能性がなかったとしてもその分「楽しい」「おもしろい」という体験に繋がる物であれば堂々と設置できるのが民泊物件の特徴。
こんなトイレならAirbnbのリスティングでも特徴あるトイレの写真が撮れるでしょう。