民泊トラブル#38【詰まり】何かが詰まり水が流れなくなってしまいました。

本日のトラブル物件情報

間取り：1LDK
管理人：無
オートロック：無
最寄駅：徒歩7分
民泊運用歴：10ヶ月
トラブル発見時：滞在中のゲストからの連絡

ストーリー

本日の民泊物件は2階建ての築年数が結構経つアパートの2階部分。
見た目も内部も昔のままのため、中々入居者が決まらず、民泊運用を開始したそうです。

オーストラリアからのゲストが滞在で来ていたある日、ホストさんは1本の電話をゲストから受け取りました。

とのお電話でした。

その時、ホストさんは他の用事でとりかかり中だったため、すぐにアパートに行けませんでしたが、その日の夜に現場へ到着しました。

到着後見てみると確かに、水が全く流れておらず確実に排水溝の中で何かが詰まっています。
そして、野菜の葉っぱのようなものもプカプカと浮いていたそうです。

網やネットを設置していないため、異物がそのまま排水溝へ流れてしまう状態でした。
これまでのゲスト達がそのままキッチンでいろいろなものを流していてその蓄積が溜まったのでしょうか。

ホストさんは歩いて3分のコンビニへ排水溝クリーナーを購入しに行き、試そうと思いましたが、すでに水が高さ1cmほどまで溜まってしまっているため排水溝クリーナーを流してもパイプ内部まで届きません。

水の流れもほぼ止まってしまっており、水がなくなるまでちょっとだけ待つという状態でもありません。

ゲストさんのチェックアウトは明日です。
その次のゲストは5日後。

そこで、ホストさんはゲストに謝り、「この水がなくなるまで待たなければいけない。申し訳ないですが、このキッチンの水道はもう使わないでください。」と伝えました。

ゲストさんはあまり納得はしていませんでしたが、了解してくださり、翌朝アウトしていきました。
その後、ホストさんが再度チェックしに来ると、高さ1cmの溜まった水はなくなっており、ラバーカップとパイプユニッシュを施したようです。

それ以降は無事に水が流れるようになり、問題はありません。とホストさんは仰っています。

トラブル君の対策案

今回の件について、ホストさんから詰まりの明確な原因までは知ることはできませんでしたが、ラバーカップとパイプユニッシュだけでは一時的な解決は出来たととしても根本的な解決では無いと思います。

そもそも民泊を始めたきっかけが、"入居者が決まらなかったから"ということですが、日本人入居者がきまらないから仕様がなく民泊物件にするという、埋合せ的な感覚で民泊をされているのかな？という感覚も覚えました。

しかし、民泊は民泊で立派な海外外国人の滞在先を提供する仕事であり、運営者のモチベーションは常にホスピタリティを考え高くなければいけません。

話は戻り、キッチンでは手を洗ったり、料理をしたり、水以外の物も流れてしまうことがあるので、必ず排水溝に直接固形物が流れていかない対策を取る必要があります。

ステンレス製 三角コーナー

写真を見る限り、排水溝ネットを取り付けられるような流し台では無いようなので、三角コーナーを設置し、生ゴミや食べ残しを捨てられる三角コーナーの設置など直接流れていかない工夫は絶対に必要です。

野菜の葉っぱが浮いていたというのが、明確に物語っています。
キッチンが使えないとなると、ゲストの不満を増え、レビューや今後のゲストの予約状況にも響いてしまいます。

物件に問題の無い状態で自分たちを迎え入れてくれているとゲストは思っていますし、それが当たり前のことです。

-【キッチン】, 【詰まり】