民泊トラブル#36【破損】窓下に15cmのヒビが入っていました。
本日のトラブル物件情報
一軒家
最寄駅:徒歩7分
民泊運用歴:6ヶ月
トラブル発見時:ゲストアウト後の清掃時
ストーリー
こちらの物件は、築年数が結構経つ一軒家のAirbnb物件です。
最後の入居者の方が退去されて、しばらく住んでくれる方を募集していましたが、全く決まる気配がなく、どうすれば入居者が入ってくれるか知人に相談したところ、物件は古いが、一軒家で駅から近い、たくさんの人が泊まれるという民泊にとって好条件が揃っているということを教えてもらい民泊運用を始めたそうです。
民泊運用を始めて半年が経過し、様々な民泊事情にも慣れてきた頃、ホストさんはいつものように、ゲストさんのチェックアウト後清掃へ行きました。
そして2階の寝室にある大きな窓のカーテンを開けた時、下側に15cmほどのヒビが入っているのを発見したそうです。
民泊を始める前には無かったとホストさんは言います。
原因は全くわかりませんが、ホストさん曰く、強く窓を閉めた時の衝で割れたのか、何か物をぶつけたのか…色々考えられる。とおっしゃっていました。
ヒビの状態は軽度のようで、水や風が入ってくるほどではなかったそうです。
現在は、見た目は悪いですが割れた部分にガムテープを張り補強して、これ以上状態が悪くならないように、優しく開け閉めしてくださいという手紙を壁に貼っている状態のようです。
トラブル君の解決案
今回の割れには、2つの原因が予想されます。
ホストさんの言う通り
・ゲストが物をガラスにぶつけた
しかし、一番強く予想できるのが
・室内温度と外気温との差にガラスが耐えれなかった
という原因も大きいです。
民泊のゲストは基本、空調設備(AC、ヒーター)を節約など一切気にせずガンガン使います。
基本物件内にいる時も、外出中も、寝てる時もスイッチは常時ONだと思っていただいても決して大げさではないでしょう。
(照明にも言える事)
特に北日本の地域の冬の寒さはアジアの方々は一度も体験したことのない寒さなので、通常私達であれば23度で空調設定する寒さでも、25~28度で設定するゲストが非常に多いです。
夏の場合でも、海外に行かれた事のある方なら強く共感していただけるかと思いますが、基本大半の海外の国は、これでもか?!と言わんばかりにスーパーや、コンビニ、電車・バスでクーラーを強風で出しています。
なので、今回の物件も、築年数が結構経過していますが、今まで一度もひび割れは無かったということで、民泊を始めてから寒くなってきた時期、ガラスが耐えられないくらいの気温に室内を暖めていたのではないかとう考えが強いです。
これから寒い季節に入りますので、北日本エリアの方々は、ぜひヒーターや空調機の近くに、オススメの設定温度など書いてみてはどうでしょうか。
ヒーター自体人生で初めて使うゲストも多くいるはずです。
予め、この気温に設定したら快適に過ごせるよというガイドがあると親切かもしれません。
また日本のヒーターには、タイマー設定や、チャイルドロックなど高機能なボタンが付いています。
変なところを押して故障や、操作方法の質問メールが来ることもありますので、この時期からの対策がいかにうまく冬をのりきれるかにかかってくるでしょう。