民泊トラブル【水漏れ】開いちゃいけない所開いちゃいました。
2016/08/12
本日のトラブル物件情報
民泊運用歴:6ヶ月
まえおき
今回のトラブルストーリーを綴る前に皆様に必ず覚えておいて欲しいことがあります。
それは、この物件は北海道、そしてトラブル発生した時期は2月。
北国で最も寒い極寒の時期に発生したということです。
ストーリー
ママ友トークで盛り上がっていましたが、ゲストから届いた一通のメールが場を急転させます。
とのメール受信。
しかし、このメールだけでは何が何だかさっぱりわかりません。
ですが、水浸し?! 溺れる?! 一刻も争うトラブルなことだけはわかります。
ホストさんはママ友とのお茶会を抜け出してダッシュでアパートへと向かいました。
室内に入ると、リビングの床一面水浸しのアパートが!!
水が触れていない場所がないという状況です!
しかもこのお部屋は二階。
下の階へ水漏れでも起こしていたら、被害物への弁償も考えられます。
やばいですよね、かなりピンチ。
しかも時期は2月。 マイナスの気温の世界です。
靴下はびっしょり濡れ、足が凍ってしまう寒さ。
精神的にも、肉体的にも非常に切羽詰まったこの状況。
まずはどこから水が出ているのかを確かめたところ、絶対に普通には触れない湯沸かし器の下にある水抜き用のコルクから水が勢い良く出ていました。
しかも普通に手でひねって開け閉めできるものではありません。
ペンチ等工具を使わなければ、開かない特殊な思いコックです。
なぜそれをこのゲストたちは開いたのでしょうか?
ホストさんは女性ですが、この時はもう何も考えずに、全力で固いコックを力一杯回し、無事にしめることができました。
しかしこれでトラブル解決ではありません。
次にこの床一面に溜まった水をどうにかしなければいけません。
幸いこの物件から走って5分の所に、ホームセンターがあります。
ホストさんは真冬の北海道を全速力でダッシュし、ホームセンターへ行き、水も吸収できる掃除機を買いに行ったのです。
その間、ゲストはバスタオルで拭き取っては絞って、また拭き取るという雀の涙な作業をしていたそうです。
そして無事に、掃除機で水を吸い上げ、リビングは無事乾きました。
最後はこの部屋の真下の一階部への被害の心配。
すぐに一階のインターホンを鳴らし、確認を取りに行きました。
がしかし… 応答がありません。 留守なのでしょうか?
帰ってくるまで黙っているわけにはいきません。
すぐさま、管理会社へ連絡し、一階の状況をみたいことを告げました。
すると、幸い一階には誰も入居していないとのこと。
そしてさらに不幸中の幸いで、すぐに管理会社の人が一階内部を確認しに行ってくれましたが、被害は何もなかったそうです。
トラブル君の対策案
ゲストが開いてしまった、この物件の水抜き用のコックがどのような形状なのかまでは私もわかりませんが、一般的に考えて、私たちならば、使わない・触らないという常識がありますが、その常識は民泊物件にした途端通用しなくなるのが事実でもあります。
「ここまで細かく伝えるの?」「見ればわかることを何でわざわざ伝えるの?」という感覚が命取りになります。
なので、もう開くことがないよう、まずはガムテープでぐるぐるにコックを固めてしまい、「触らないでください」という注意書きを貼ることをお勧めしました。
そしてこのホストさんが購入した水も吸える掃除機は一台あってもいいかもしれません。
今後私は様々なトラブルをご紹介していきます。
家具が壊された、物がなくなった、買い換えなければいけなくなった等色々なジャンルのトラブルがありますが、最も恐い避けなければいけないトラブルは水漏れ関連です!
水害に勝るトラブルはないのではないでしょうか?
水も吸いとれる掃除機をご紹介しておきます。
E-Value 乾湿両用掃除機 10L EVC-100P